unix/Step by step/Xを用いたGUIの利用
2018-04-16 (月) 15:53:00 (1577d)
初期設定 †
各ユーザ用の設定ファイルの準備 †
NetBSD標準装備(〜NetBSD4.0:XFree86, NetBSD5.0〜:XOrg) †
- Xの設定ファイルである.xinitrcを用意
- cp /etc/X11/xinit/xinitrc $HOME/.xinitrc
XOrgの場合 †
- xinitrcの準備
- cp /usr/{X11R6,pkg}/lib/X11/xinit/xinitrc ~/.xinitrc
日本語環境設定 (Uim) †
初期設定 †
- .xinitrcにて
- export XMODIFIERS=@im=uim
- export GTK_IM_MODULE=uim
- export QT_IM_MODULE=uim
- uim-xim &
- uim-toolbar-gtk &
- uimのツールバーの起動
- gtk系(gnome系):uim-toolbar-gtk &
- qt系(KDE系):uim-toolbar-qt &
各種設定 †
- uim-pref-gtk
- [入力方式の利用準備]の[標準の入力方式]で直接入力から適切なものへ設定
X Window Systemの起動 †
手動起動 †
- startx
X Window Systemのカスタマイズ †
見た目の変更 †
- 見た目(GUI)は,OSの一部ではなく,OSの上で動作するアプリケーションである.見た目だけを制御するWindow Managerと呼ばれるものと,firefoxなどのアプリケーションまで含めた統合環境まであるが,基本的には同じである.よって,Window Managerもしくは統合環境を変更することで見た目(GUI)を変更することができる.
基本的な変更方法 †
- インストール済みのwindow managerの起動方法等を見て使用
- NetBSD3.0の/usrへのインストール済み一覧?
- NetBSD4.0の/usrへのインストール済み一覧
各Window Manager・統合環境の変更方法 †
Compiz Fusion †
- .xinitrc編集
- 他のウインドウマネージャ起動コマンドをコメントアウト(#)
- Compiz Fusionの起動コマンドを有効に
- compiz &
GNOME †
- .xinitrc編集
- 他のウインドウマネージャ起動コマンドをコメントアウト(#)
- GNOMEの起動コマンドを有効に
- gnome-session &
- もしくは,.xinitrcの他のソフトに&をつけて,最後に
- gnome-session
KDE †
- .xinitrc編集
- 他のウインドウマネージャ起動コマンドをコメントアウト(#)
- KDEの起動コマンドを有効に
- startkde &
- 一回目の起動時に初期設定が行われる
Window Maker †
- wmaker.instの実行
- .xinitrc編集
- 他のウインドウマネージャ起動コマンドをコメントアウト(#)
- Window Makerの起動コマンドを有効に
- wmaker &
Xfce4 †
- Xfce用.xinitrcの準備
- cp /usr/pkg/etc/xdg/xfce4/xinitrc $HOME/.config/xfce4/
- 自動起動プログラムの設定
- $HOME/Desktop/Autostart/以下にプログラム(もしくはそのシンボリックリンク)を用意
- 手動起動
- startxfce4
- 自動起動
- .xinitrc編集
- 他のウインドウマネージャ起動コマンドをコメントアウト(#)
- Xfce4の起動コマンドを有効に
- startxfce4 &
その他のカスタマイズ †
- $HOME/.xinitrc を編集することでカスタマイズ
- .xinitrcにコマンドを記述することでXの起動時に自動起動
- 例:xclock -geometry 50x50-1-1 &
- window managerの変更
- 該当箇所を使用したいwindow managerのコマンドに変更
- 初期:twm &
- .xinitrcにコマンドを記述することでXの起動時に自動起動
- 参考
- 公式第9章
- 松田晃一, 暦本純一共著, 入門 X Window, アスキー出版局,1996
諸情報 †
X Window Systemの強制終了 †
- 設定等の失敗で起動したら画面がまっくらになり,どうしようもない場合等に強制的に終了しコマンドプロンプトに帰る方法
- ctrl+alt+backspace