Linuxベースの組込みボード
室蘭工業大学内でネットワークを使用する場合,情報メディアセンターへIP申請を行う必要がある.
商品名 | 型番 | 会社名 | 個数 | 備考 |
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Armadillo-300 一式 | 1 | 詳しくは「はじめにお読みください」 | ||
AC-DCアダプター5V | 1 | サーボ用電源 | ||
電源接続ケーブル | 1 | AC-DCアダプターとサーボコントローラを接続 | ||
RCサーボコントローラ | AGB65-RSC | 浅草ギ研 | 1 | 付属品:AGB65電源ケーブル, AGB65接続ケーブル, ジャンパピンx2 |
センサー入力ボード | AGB65-ADC | 浅草ギ研 | 1 | 付属品:AGB65電源ケーブル, 電源延長ケーブル, 通信ケーブル |
PC接続ボード | AGB65-232C | 浅草ギ研 | 1 | 付属品:AGB65電源ケーブル, 5V接続ケーブル, PCケーブル |
PSD距離センサー | AS-PSD | 浅草ギ研 | 1 | 距離レンジは10cm~80cm |
RCサーボモータ(RC/HOBBY) | R/C HOBBY 8.0G | R/C HOBBY | 1 | |
シリアルポート接続ケーブル | 1 | Armadillo-300のシリアルポートとAGB65-232Cを接続 |
Armadillo-300とPC,および電源を図6のように接続する.
特に注意するコネクタの向きは図7のようになる.
また使用するACアダプタは以下のものを使用する.
TeraTermを用い,以下の手順でArmadillo-300に接続する.
注意事項
Armadillo300には有線LAN,無線LANが存在する.同一セグメントで動作させる場合,以下の状態にするとネットワークの動作が保障されない.
- 片方を固定IPで,もう片方をDHCPでIPを設定する.
- 両方固定IPの場合に,両方にgatewayを設定する.
vi /etc/apt/sources.list
以下を追加
- deb http://ftp.riken.jp/Linux/debian/debian-archive etch main contrib non-free
- deb http://ftp.riken.jp/Linux/debian/debian-non-US etch/non-US main contrib non-free
編集終了([ESC]-:q)
apt-get update
- 途中で容量確認等のプロンプトが出るので,全部 y を入力する.
- 注意:無線LANのMACアドレスは全部設定し終わるまで取得できない.そこでMACアドレスが必要な場合は,まず以下の手順で適当に設定し,MACアドレスを取得する.
- wlanconfig ath0 destroy
- wlanconfig ath0 create wlandev wifi0 wlanmode sta
- ifconfig ath0
- これでMACアドレス取得
- HWaddr の項目がMACアドレス
vi /etc/ssh/sshd_config
- PermitRootLogin yes
- rootでログインするのを許可する
- 本来,一般ユーザを登録するので,基本的にはPermitRootLogin noで.yesにする場合は,セキュリティ的に問題があることを認識し,熟考すること.
ここでは,有線(eth0)・無線LAN(ath0)に固定IPを付与する.どちらかのみ設定したい場合は,該当部分を読み飛ばすこと.
auto lo eth0 ath0
iface lo inet loopback
iface eth0 inet static
address ***.***.***.*** (注意:***.***.***.*** はシステム管理者によって与えられたIP)
netmask ***.***.***.*** (注意:***.***.***.*** はシステム管理者によって与えられたネットマスク)
network ***.***.***.*** (注意:設定可能項目として記述.実際には記述しなくてよい)
broadcast ***.***.***.*** (注意:設定可能項目として記述.実際には記述しなくてよい)
gateway ***.***.***.*** (注意:***.***.***.*** はシステム管理者によって与えられたゲートウェイ)
iface ath0 inet static
address ***.***.***.*** (注意:***.***.***.*** はシステム管理者によって与えられたIP)
netmask ***.***.***.*** (注意:***.***.***.*** はシステム管理者によって与えられたネットマスク)
pre-up wlanconfig ath0 destroy
pre-up wlanconfig ath0 create wlandev wifi0 wlanmode sta
wireless-essid *** (注意:*** はシステム管理者によって与えられた無線LANのESSID)
nameserver ***.***.***.***
ここではDHCPサーバにより有線・無線LANにIPを自動割付することを考える.有線・無線のどちらかのみ設定したい場合は,該当部分を読み飛ばすこと.
DHCPサーバが適切に設定されていれば,DNSの設定も自動的に行ってくれるため,ここでは割愛する.必要があれば,固定IPの項目のDNS設定を参照のこと.
auto lo eth0 ath0
iface lo inet loopback
iface eth0 inet dhcp
iface ath0 inet dhcp
- ネットワークの再起動
- ifconfig -a
- eth0などの項目を見て,IPアドレスが割り振られていることを確認
- TeraTerm等で割り当てたIPにSSHでログインできることを確認
- ***:通信モード.以下のモードが指定可能
- sta: 通信モードManaged, アクセスポイントを介しての通信方式
- ap: 通信モードMaster, Linux組み込みボード自体がアクセスポイントとして機能
- adhoc: 通信モードAd-Hoc, アクセスポイントを介さず他の機器と1対1で通信を行う方式
- ***:ESS-ID
- IPの設定
- IPを手動で設定する場合
- (***.***.***.***: IPアドレス)
- IPをDHCPで設定する場合
- dhclient ath0