ここでは簡単なviの概念・使用方法について述べる.
viとはunix付属のテキストエディタである.他のエディタ(emacs, メモ帳,秀丸など)と異なるのは,カーソルの移動やコピー&ペーストを行うコマンドモードと文字入力を行う入力モードに分かれていることである.つまり,いつでも文字を入力できるのではない.
コマンドモードの時(コマンドモードか入力モードか分からない時には,[ESC]を押してコマンドモードにしておく),文字挿入コマンドを押して入力モードにする.
コマンド | 挿入場所 |
---|---|
i | カーソル前 |
a | カーソル後 |
o | 次の行(新しく行を作成) |
I | 行先頭 |
A | 行末尾 |
O | 前の行(新しく行を作成) |
カーソルと場所の関係を図にすると以下のようになる.
コマンドモード時にカーソルを移動するコマンド.
コマンド | 移動方向 |
---|---|
h | 左 |
l | 右 |
k | 上 |
j | 下 |
前に文字をつけると一度に複数移動する.例えば,3hとすると左に3つ移動する.
コマンドモード時に文字を消す(入力モードでバックスペースでも可)
コマンド | 処理 | 補足 |
---|---|---|
x | 1文字削除 | 3xなど前に数字をつけると3文字(その数字分)削除 |
dd | 行削除 | 2ddなど前に数字をつけると2行(その行数分)削除 |
yy | 行コピー | 2yyなど前に数字をつけると2行(その行数分)コピー |
p | 貼り付け | |
u | 操作のやり直し | ただし一回のみ |