#contents ---- *準備 [#t82c15cc] **物品確認 [#u6d4e189] -CF: #ref(DSC_0211.jpg,zoom,320x160) -図 CF: **注意1 [#qeb1b1a5] -赤LED点滅時には,決して,電源を切らないように **注意2 [#xc8f9acf] -Debianインストール後は,以下のコマンドで終了すること --shutdown -h now *ファイルシステムの初期化 [#c458c261] -CF上にext2ファイルシステムを作成してDebianをコピーできる状態にします.Debianを導入するだけで350MBぐらいの容量が必要となります. **手順 [#r841e961] -CFをLinux組み込みボードに挿入 #ref(1279186275-picsay.jpg,zoom,320x160) --図 Armadillo300への取り付け -Linuxボード電源投入 -rootでログイン -パーティション作成 (◎の行でキー入力が必要) --◎[armadillo ~]# fdisk /dev/hda ---◎Command (m for help): d ---Selected partition 1 ---◎Command (m for help): n ---Command action ---e extended ---p primary partition (1-4) ---◎p ---◎Partition number (1-4): 1 ---◎First cylinder (1-1946, default 1): 1 ---◎Last cylinder or +size or +sizeM or +sizeK (1-1946, default 1946): 1946 ---◎Command (m for help): w ---The partition table has been altered! ---Calling ioctl() to re-read partition table. ---Syncing disks. --ファイルシステムの作成 ---◎[armadillo ~]# mke2fs -O -filetype /dev/hda1 *Debainのインストール [#n2d4d616] -Debianの分割されたアーカイブファイルをArmadilloにftp転送してCFにコピーします. **CFと転送ファイル用のramfsをマウント [#r671b875] -[armadillo ~]# mount /dev/hda1 /mnt -[armadillo ~]# mount -t ramfs none /home/ftp/pub -[armadillo ~]# chmod 777 /home/ftp/pub **ftpでアーカイブファイルを転送 [#y90d8e1d] -[armadillo ~]# cd /mnt -[armadillo ~]# export http_proxy="http://proxy.muroran-it.ac.jp:8080" -[armadillo ~]# wget http://download.atmark-techno.com/armadillo-300/images/linux-a300-1.07.bin.gz -[armadillo ~]# wget http://download.atmark-techno.com/armadillo-300/debian/debian-etch-a300-1.tgz -[armadillo ~]# wget http://download.atmark-techno.com/armadillo-300/debian/debian-etch-a300-2.tgz -[armadillo ~]# wget http://download.atmark-techno.com/armadillo-300/debian/debian-etch-a300-3.tgz -[armadillo ~]# wget http://download.atmark-techno.com/armadillo-300/debian/debian-etch-a300-4.tgz -[armadillo ~]# wget http://download.atmark-techno.com/armadillo-300/debian/debian-etch-a300-5.tgz **CFにアーカイブファイルを展開 [#e6608846] -[armadillo ~]# tar zxvf /mnt/debian-etch-a300-1.tgz -C /mnt --debian-etch-a300-1からdebian-etch-a300-5まで繰り返し行う -[armadillo ~]# rm -f /mnt/debian-etch-a300-?.tgz -[armadillo ~]# mv /mnt/linux-a300-1.07.bin.gz /mnt/boot/Image.gz -[armadillo ~]# sync *起動設定 [#q17db4a6] -CFにインストールしたDebianを起動するように設定 **Debian起動設定 [#b3777773] -Linuxボードの電源を切る -ジャンパピンの設定 --JP1:2-3 --JP2:1-2 #ref(1279191132-picsay.jpg,zoom,320x160) ---図 Armadillo300上のジャンパピンとジャンパピン番号 -Linuxボードの電源投入する -起動確認 **旧情報 [#k8946938] -現在,"Hermit起動モード設定"を行わなくても起動するので,必要がなければ"Hermit起動モード設定"を行わなくてよい. ***Hermit起動モード設定 [#j80d5a56] -Linuxボードの電源を切る -CFを抜く -ジャンパピンの設定(工場出荷の初期状態でも可能) --JP1:2-3 --JP2:1-2 #ref(1279191132-picsay.jpg,zoom,320x160) ---図 Armadillo300上のジャンパピンとジャンパピン番号 -Linuxボードの電源投入する -起動パラメータでルートファイルシステムをCFに指定する --hermit> clearenv --hermit> setenv console-ttyAM0,115200 root=/dev/hda1 noinitrd -Linuxボードの電源を切る -CFを挿入する -Linuxボードの電源投入する -起動確認 *初期設定 [#ec474e24] **rootでのログイン確認 [#n4f3f533] -rootでのログインを行う.初期設定では以下のようになっている. --ユーザ名:root --パスワード:なし **rootのパスワード設定 [#x3860e79] -rootのパスワードを設定する.設定しないと,ssh等でログインができない. --パスワード設定コマンド ---passwd --設定パスワード ---ユーザ名:root ---パスワード:root *ネットワーク設定 [#y7c2d0f1] -注意事項 --Armadillo300には有線LAN,無線LANが存在する.同一セグメントで動作させる場合,以下の状態にするとネットワークの動作が保障されない. ---片方を固定IPで,もう片方をDHCPでIPを設定する. ---両方固定IPの場合に,両方にgatewayを設定する. -デバイス名 --有線LAN:eth0 --無線LAN:ath0 **必須ソフトウェアのインストール [#a8a07e51] -無線LAN設定のためのソフトウェア --wlanconfig --iwconfig -は初期状態ではインストールされていない.また,ネットワーク経由でArmadillo300にインストールするためのソフトウェア --ssh -も初期状態ではインストールされていない.そこで,Debianで使用可能なソフトウェアパッケージ(ソフトウェアをダウンロード・インストール等行う管理システム)であるaptを用いて無線LANの設定ツールをインストールする.まず,aptの設定を行い,次にaptを用いたソフトウェアのインストールを行う. ***aptの設定 [#v32aa43e] -aptで用いるソフトウェアパッケージリストの更新 --vi /etc/apt/sources.list ---以下を追加 ---deb http://ftp.riken.jp/Linux/debian/debian-archive etch main contrib non-free ---deb http://ftp.riken.jp/Linux/debian/debian-non-US etch/non-US main contrib non-free ---編集終了([ESC]-:q) --リストのアップデート ---apt-get update ***無線LAN設定ツールのインストール [#ya8a5078] -apt-get install wireless-tools madwifi-tools --途中で容量確認等のプロンプトが出るので,全部 y を入力する. -注意: --無線LANのMACアドレスは全部設定し終わるまで取得できない.そこでMACアドレスが必要な場合は,まず以下の手順で適当に設定し,MACアドレスを取得する. -wlanconfig ath0 destroy -wlanconfig ath0 create wlandev wifi0 wlanmode sta -ifconfig ath0 --これでMACアドレス取得 --HWaddr の項目がMACアドレス ***sshのインストール [#m874f1b3] -apt-get install ssh ***sshの設定 [#v72e7a79] -vi /etc/ssh/sshd_config --PermitRootLogin yes ---rootでログインするのを許可する ---本来,一般ユーザを登録するので,基本的にはPermitRootLogin noで.yesにする場合は,セキュリティ的に問題があることを認識し,熟考すること. **有線・無線LAN共通設定 [#h5a0d847] ***コンピュータ名の設定 [#oe87dfee] -vi /etc/hostname --コンピュータの名前を入れる ---armadillo300 ---armadillo.csse.muroran-it.ac.jp ---armadillo300.csse.muroran-it.ac.jp ***プロキシ設定 [#j2a28213] -学内で使用する場合は必須 --vi /root/.bashrc ---export http_proxy="http://proxy.muroran-it.ac.jp:8080" **固定IPの設定 [#h239edc1] -ここでは,有線(eth0)・無線LAN(ath0)に固定IPを付与する.どちらかのみ設定したい場合は,該当部分を読み飛ばすこと. ***/etc/network/interfacesの設定 [#g73d1f3c] -vi /etc/network/interfaces (注意:/etc/network/interfaceを編集する.) --auto lo eth0 ath0 --iface lo inet loopback --iface eth0 inet static ---address ***.***.***.*** (注意:***.***.***.*** はシステム管理者によって与えられたIP) ---netmask ***.***.***.*** (注意:***.***.***.*** はシステム管理者によって与えられたネットマスク) ---network ***.***.***.*** (注意:設定可能項目として記述.実際には記述しなくてよい) ---broadcast ***.***.***.*** (注意:設定可能項目として記述.実際には記述しなくてよい) ---gateway ***.***.***.*** (注意:***.***.***.*** はシステム管理者によって与えられたゲートウェイ) --iface ath0 inet static ---address ***.***.***.*** (注意:***.***.***.*** はシステム管理者によって与えられたIP) ---netmask ***.***.***.*** (注意:***.***.***.*** はシステム管理者によって与えられたネットマスク) ---pre-up wlanconfig ath0 destroy ---pre-up wlanconfig ath0 create wlandev wifi0 wlanmode sta ---wireless-essid *** (注意:*** はシステム管理者によって与えられた無線LANのESSID) ***DNS設定(有線・無線LAN共通) [#x86f1b9d] -vi /etc/resolv.conf //--search local-network --nameserver ***.***.***.*** **DHCPによるIP設定 [#f0efbbdf] -ここではDHCPサーバにより有線・無線LANにIPを自動割付することを考える.有線・無線のどちらかのみ設定したい場合は,該当部分を読み飛ばすこと. -DHCPサーバが適切に設定されていれば,DNSの設定も自動的に行ってくれるため,ここでは割愛する.必要があれば,固定IPの項目のDNS設定を参照のこと. ***/etc/network/interfacesの設定 [#pd6cf958] -vi /etc/network/interfaces --auto lo eth0 ath0 --iface lo inet loopback --iface eth0 inet dhcp --iface ath0 inet dhcp ** ネットワーク設定確認 [#mf7a5187] -ネットワークの再起動 --/etc/init.d/networking restart -ログアウト・ログイン(プロキシを更新) -設定確認 --ifconfig -a --eth0などの項目を見て,IPアドレスが割り振られていることを確認 -設定確認2 --TeraTerm等で割り当てたIPにSSHでログインできることを確認 **その他情報 [#b3bbbda4] ***無線LANのコマンドによる手動設定 [#tf199a02] -wlanconfig ath0 destroy -wlanconfig ath0 create wlandev wifi0 wlanmode *** --***:通信モード.以下のモードが指定可能 ---sta: 通信モードManaged, アクセスポイントを介しての通信方式 ---ap: 通信モードMaster, Linux組み込みボード自体がアクセスポイントとして機能 ---adhoc: 通信モードAd-Hoc, アクセスポイントを介さず他の機器と1対1で通信を行う方式 -iwconfig ath0 essid *** --***:ESS-ID -IPの設定 --IPを手動で設定する場合 ---ifconfig ath0 ***.***.***.*** up ---(***.***.***.***: IPアドレス) --IPをDHCPで設定する場合 ---dhclient ath0 ***OS起動時における無線LANの自動起動 [#pa098d2a] -ただし,通常は/etc/network/interfacesの設定で十分なので以下は不必要. --vi /etc/rc0.d/S35networking ---wlanconfig ath0 destroy ---... # "コマンドによる手動設定"の手順を全部書く ---exit 0 #ファイルの最後にexit 0を書くことを忘れないように. *ユーザ登録 [#rf329db8] **一般情報 [#g4243b0c] #include(コンピュータ系/ソフトウェア/NetBSD/運用/ユーザ管理/ユーザ・グループの登録,notitle) **具体事例 [#a66a8a92] -groupadd -g 1000 kentarou -useradd -m -c "Kentarou Kurashige" -d /home/kentarou -g kentarou -k /etc/skel -p hoge -s /bin/bash -u 1000 kentarou -vi /etc/group --root:x:0:kentarou ---登録したユーザkentarouがsuなどでrootになれるようにしておく. *終了 [#q0a3c6ed] -shutdown -h now --"Power down"のメッセージがでたら電源を切っても大丈夫 -もしくは --halt